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適当書いてます

カテゴリ:■アサシンクリード >  4ブラックフラッグ

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1722年10月 グレートイグアナ

エドワード達海賊がナッソーを追われた後に拠点としていた場所。
そこをアサシン教団に提供することになった。
エドワードの教団への贈り物とも言える。

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アドヴェールは教団に残る。
取り逃したウッズ・ロジャーズの始末を彼に約束する。
アドヴェールはこの後、15年ほどのちに奴隷反乱に巻き込まれて
そこで活躍するDLC「自由への叫び」で主人公となる。
が、それはまた別のお話・・・

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ナッソーの海賊達唯一の生き残りの仲間、アン・ボニーに
エドワードはさりげなく一緒に来ないか?と誘うも、
アイルランド女の行く所じゃないとさらりと断られるw

エドワードはイングランド人の父、ウェールズ人の母を持つが
そういうものもあるのかなという感じがしますね。

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あなたは良い人、良い父親になれる、と言葉を添えるアン。
彼女は送り出すエドワードに、歌を贈る。

The parting glass(別れの杯)

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エドワードの目に浮かぶのは、懐かしい仲間達
青春の日の幻影

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港に一隻の船が入ってくる。
一輪の花を携えて待つエドワード。

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船員に促され、一人の少女が降りてくる。

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ジェニファー・スコット。
かつてのエドワードの妻、キャロラインの娘。
エドワードの娘。

1713年頃には二人の関係は終わっていた。
エドワードは夢を選び、妻は去っていった。
海賊として名を馳せた数年の間、エドワードはいつか彼女を
迎えに行くことを心の中に描いてはいたが、連絡を取ることもなく、
既に2年ほど前に亡くなっていた事を知らなかった。
そして、キャロラインが自分の娘を産んでいたことも・・・

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ロンドンへと向かうジャックドー号。

船上で二人はいろいろな事を話し合う。
今までのこと、これからのこと・・・

ジェニファーは問いかける「海賊はいる?見てみたい」
エドワードは答える「いや、無理だろうな・・・」

エドワードの、最後の航海が終わる

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数年後 ロンドンのとある劇場にエドワードの姿があった。
隣には成長した娘ジェニファー、そして腕の中には息子、ヘイザムの姿が。

アサシンクリード4 完



エドワードに改めて興味を抱いたのはシンジケートをプレイした時です。
アサシンクリードというゲームそのものはどうにも進化が停滞し、
他の大作ゲームがどんどん新たなステージへ突入していく中で、
せいぜいグラフィックが良くなった程度でしかなかったアサクリ。

しかし歴史の各地を追体験する独特な世界観と、その中で描かれる
アサシン教団とテンプル騎士団、かつて来たりし者達の影の歴史、
そして歴代主人公を始めとする大河的な物語の系譜、
それらは他のゲームでは味わえない大きな魅力でもありました。

んでふとした気分でローグの動画を見て、ゲームへの期待度の低下とうらはらに
物語面ではまた興味が出てきて、未プレイの作品で描かれている
アサシンクリードサーガを見届けたいという思いを抱くようになり。
引っ越しもあって何か途切れてしまったような感情を抱いていたのもあって
何かを繋げるものを探していたような気もします。

ついでに夏真っ盛りを迎えるにあたり海ゲーがしたくてたまらなくなり、
セールも待たずに買ってしまったアサシンクリード4。

内容自体は動画で以前にほとんど見てしまっていたんだけど、
だからこそこれをプレイすることで自分も何かを得られるかもしれないという
そんな気分もありました。昔を懐かしむ思いもあった。


とりあえず海賊ゲーとしてこれ以上ない満足を得ましたw
もうホントに海賊ゲーとして面白くて、海を漂ったり、島々を巡ったり、
船団の襲撃に明け暮れては稼いだ資材と資金で船を強化し、
交易艦隊を組んだり、海に潜って宝をあさってみたり、サメやクジラを狩猟し
思う存分海ゲーを満喫できました。

オープンワールドゲームとしてもこれまで悪人プレイ的な要素でしかなかった
NPCへの襲撃・略奪行為がゲーム面でも物語面でも噛み合っていて、
いろいろ新しい発見というか新鮮な気分でプレイできました。
PC版のおかげでロードもサクサクだったし。
ただ、アサシンクリード要素は相変わらずあまり出来が良くはなかったw
やりこみ要素もほぼやり尽くすほど、終わるのが寂しいゲームだった。
そのせいで途中でライトニングリターンズをプレイしたりして、
若い頃を思い出してどうのこうのみたいな気分はそっちで満喫できたのもあって、
またエドワードの物語の結末はわかっていたのもあって、
エンディングを迎えた際に自分のロールプレイみたいなものと
うまくケリをつけられないかなという気はしていたのだけど、
やっぱり最後に海賊たちが浮かんできた光景には涙しますね><
少なくとも毎年夏になるとこのゲームを思い出すことだろうw


イングランドへ戻ったエドワードは、ロバート・ウォルポール卿に恩赦を受け、
元々モテる男、大家の娘テッサ・スティーブンソン・オークリーと出会い
彼女の手助けのもとクイーン・アンズ・スクエアの邸宅を購入し、
テッサと再婚してヘイザムをもうけ、家族仲良く暮らしていったそうな。
エドワードはその後、海賊からはスッパリ足を洗ったのは当然だけど、
やはりアサシンとしては活動していたらしい。
アサシンの血脈である彼らが運命から逃れられるはずもなく・・・
その後時系列的に先の話となるアサシンクリードローグ、3、ユニティへと
彼等の物語はつながっていくことになるわけですが、
正直そこにロマンを見いだせなければゲーム的にほんとにさらっと
スルーできてしまう、申し訳程度にしか出てこないという。
なのでプレイしていると大抵そういう大河的要素は感じることもなくw

もちろんゲームなのでゲームとして面白いことが第一。
アサシンクリードは歴史ある町並みを好き放題飛んだり跳ねたり走ったりできる
バルクールアサシンアクションゲームの金字塔でもあるわけなので
そこをまず取り戻さないことには始まらないと思います。
いまだ何の情報もなく来年も出ないかもしれない新作には
そのマンネリを打破する素晴らしい面白さを期待したい。
VRとかいろいろあるけどそういう面での対応じゃなくてね・・・。
アサシンクリードも来年で10周年なので、
その先の10年も続くようなデカイ花火を打ち上げて欲しいところです。

んで願わくばそれに応えうる魅力的な主人公と奥深いストーリー、
あと過去作からプレイしているファンが楽しめる要素が多少あればw
現代編をどうするかは正直かなーり微妙ではありますけどもね。


一応私が購入したアサシンクリード4にはDLCでアドヴェールと
アヴリーンの物語が付属していますが、ひとまず置いておこかなと思います。
ローグとかクロニクルシリーズもいずれプレイするかもしれませんが、
アサシンクリードは映画までしばらく寝かせておこうと思います。
安らかに眠れ 復活の日まで

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トーレス総督を追い、エドワードは観測所へと向かいます。

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いきさつを知らないアン・ボニーはエドワードに尋ねる。
トーレスは何者で何をしたのか。彼女はアサシン教団ではないし、
テンプル騎士団との抗争の歴史も、観測所の秘密も何も知らない。

観測所の力があれば自ら手をくだすことなく人を始末できる。
情報がなんでも手に入るというのは恐ろしいことだ。

しかしその観測所を動かすドクロはエドワードが持っている。
わざわざ近づく必要はないはず。
それでもエドワードは敢えて行くという。

アンが遺跡の前まで同行してくれます。

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遺跡の中は阿鼻叫喚。ラピュタに迷い込んだ兵士のようだw
総督おつきの兵士たちは哀れ、光と化す。

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くっつく波紋とはじく波紋!
などと言っているとエドワードも平気で光になる。
タイミングアクションの下手さよ(;´∀`)

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エドワードの到来を知り、追い詰められたトーレス。
二人で手を組めば世界を支配することもできたと語りかける。
たしかにそうだろう。
強大なテンプル騎士団の力にエドワードが加われば。
しかしそんな選択肢は結局のところなかった。

こうしてターゲットを上から見てる時の気分ったらない。
これこそアサシンクリード。
ちなみにかっこよくエアアサシン決めたつもりが光に呑まれましたw
やりなおす時の恥ずかしさったらもうw

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最後までお前に邪魔されたな、というトーレス。

使命を果たしただけだとエドワード。

しかし多くのものを失ったのはエドワードの方だ、とトーレス。

トーレスを葬り去ることで自らおかしてきた過ちは正される、とエドワード。

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本気で信じているのか?と問うトーレスに答える。

家具つきの牢獄に囚われた人間の姿を見ているんだろう。
安全で静謐だが、並外れて退屈で、何の生気も感じられない。
だが俺は・・・この数年で見たものすべてを信じている。

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そんなエドワードの姿を見て、トーレスは
信念を身にまとったな。似合っているぞ
と言い残して息絶える。

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単に金のためにダンカン・ウォルポールになりすましたならず者のエドワード。
そんな最初の出会いからすれば、エドワードの姿は成長を感じるのだろう。

しかしこの二人の会話の意味はもっと深いものではなかろうか。
というかエドワードの答えがいまいちよくわからなかった(;´∀`)
動画で既に全て見ているのだけど、自分でプレイすれば何か
もっと別のことがわかるのではないだろうかと思ったんですよね。
というか私自身がそこに何かを見いだせるのではないかと。

ひとつ思うことは、エドワードもトーレスも、観測所の秘密を求めて
多くの時間を費やし、そのためにいくつもの罪を重ねてきた。
手段も目的もその先に見据えるものもまるで違っていたが、
互いにとってライバルでもあり、いわば同じ夢を追っていた同士でもあった。

しかしエドワードは観測所を手に入れたにも関わらず、
それを手放して永遠に封印しようとしている。


思えばエドワードは大いなる野心と無謀な勇気を持ってこの海に出てきた。
成功を追い求める証明となるものとして観測所の秘密があった。
トーレスと出会わなければその夢を抱くこともなかっただろう。
なのにせっかく手に入れた夢を手放してしまうのか?
あれほど苦労し多くのものを失い、犠牲にして人生を捧げてきたのに、
その先に一体何が残るのか。
また退屈でつまらない、普通の人生に戻るだけではないのか。

エドワードがトーレスに語りかけた言葉はそんなところではないだろうか。

しかしエドワードはこの海でたしかな経験を得た。
だからこそこの先の人生をどう生きていくかを迷わず進むことができる。


他人の失敗から学ぶという言葉がある。
これは歪曲されて「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」と
都合のいい説教のように使われることがあるそうだ。
たしかに他人の失敗を見て、学ぶことは重要だ。
犯さなくていい罪を重ねてまで知るべきことはないかもしれない。
人生や社会では従っておく方が良いことはいくらでもあるし、
受け入れるべきことも多々ある。

しかし結局のところ人間は自分の経験でしか学べないこともある。
自分で失敗したからこそ、得るものがある。
むしろそうして学んだことは、本で読んだ知識や他人の教訓よりもよほど、
一生の宝物になりえると私は思う。

それこそが信念なのではなかろうか。


金や名声だけを追い求めるだけだったエドワードが、
観測所の秘密とその力以上のものを得たということを知ってほしかった。
だからそしてそれを見せるために、わざわざやってきたのだと、
トーレスにはようやくわかったのだと思う。
そして彼は納得して死んでいったのではないだろうか。

二人の奇妙な縁は、テンプル騎士団やアサシン教団でもなく、
海賊と総督というものでもなく、同じものを追いかけて、
何を最後に手に入れることができたのか、という物語だったのだと私は思う。



思えばアサシンクリードはそういうゲームだった。
アニムスという機械を使い、過去の人物のDNAにアクセスし、
いわばその歴史を知る物語である。
過去の街へとタイムスリップし、そこでアサシンとなって
様々なことを体験する。

同時に追体験する人物の奥底に眠る秘宝を手に入れるためには、
アニムスとプレイヤーが自ら経験してその謎にたどり着かなければいけない。

初代アサシンクリードのアルタイルも自らの失敗から学び
成長する物語だった。
エツィオもまた3作品通して様々な失敗と成功を重ねていった。

コナーやアルノらは痛みをもって何かを学んだが、
それを宝としていかせることは描かれることがなかった。

ゲームに限らずなんでもそうだけど「そんなものでは何も学べない」
と言う人がいる。たしかにもっと重要なことはあるだろう。
でもそれで何を得ることができるかはその人次第だ。
何も形になって残らないかもしれないし、生涯の宝になるかもしれない。
そのなにかを求めるからこそ、人は何かをしようとするんじゃないだろうか。
ただ遊んで楽しい、ゲームはそれでいいかもしれない。
でもそれ以上の何かがある。だから私はプレイしている。

アサシンクリード4はそういう意味では、これもひとつの
かけがえのない何かとなって心に残るのだろうと思う。

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観測所は再び眠りにつく。
鍵は処分され、それを開くことができるのは新たな賢者のみ。
その時まで、アサシン教団は観測所とその秘密を歴史の影に潜めておく。

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だがここにあったはずの古代人の血が入った小瓶がなくなっていた。
誰が持ち去ったのかはわからないし、というかこの謎はアサシンクリードでは
今のところ放置されてる(と思う)

トーレスは使命を果たした、と言っていたが彼がどうにかしたのだろうか?
というかアサシンクリードの謎が全て解明される日が来るとも思えないがw

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ともに戦おうと言うアー・タバイ師は、故郷の過ちを正すのが先だと言う
エドワードに、彼に届いていた一通の手紙を渡す。

その中身とは・・・


次回ついにラストです。

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正式なアサシンの衣装ではないのだが、最後はやっぱりこの衣装。

既にクリアしているんですが、筆が進まず・・・
このゲームはほんとにいろいろ考えてしまうことが多くて
エンディングに対して感想をまとめるのに苦労してます(;´∀`)
面白い作品、好きな作品、いろいろあるんだけど、
本当に心を打たれるものって言葉が出ないんですよね。
飯食って「うまい!」しか言えないみたいなw
別にしなくてはいけない事じゃないけど、自分の中ではしなきゃいけない。
それを自分の中でどう処理していいのかわからない。

とりあえず最後のターゲットの待つバハマへと向かいます。

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アサシンの到来を予見して戒厳令が敷かれているハバナ。
この状況ではサブクエとかもできません。
一足先に片付けておいてよかったw

しかし毎度思うけど一発で正体バレるアサシンてなんなんでしょうねw

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賢者の遺産を使えば、血を入れた小瓶の主の見ているものが全て見える。
装置でエドワードはトーレス総督の居場所をつかむ。
横にいるのはハバナの教団リーダーのローナ。
普通に出て来るんだけどサブクエやってないと誰?状態。

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向かう先は最初にハバナへ来た時、ボネットの砂糖を取り返すついでに
忍び込んだあの砦。
しかし待ち受けていたのはトーレスの護衛のエル・ティブロン。
血の小瓶にかかれていた名前はティブロンのものだった。
最初からトーレスは彼を囮にしていたか、納得済みで護衛についていたのだろう。

銃じゃないと倒せないという強敵w
しかしエドワードの4連発銃で仕留める。

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死ぬ前に知っておけ
お前の過去の行いが、ならず者を戦士に変えたんだ。

壁を乗り越えることでエドワードは成長してきた。
精神だけでなく腕前も。そうした敬意を表したんでしょうな。

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エドワードが最初に身分を偽り会合した際に対峙したテンプル騎士団のメンバー
ジュリアン・デュカス、ウッズ・ロジャーズ、エル・ティブロンは死んだ。
残るはトーレス総督、この海で観測所を追う最後の一人。

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トーレスの向かう先はもはやひとつしかない。
観測所。

エドワードはトーレスを追って観測所へと向かう。


というわけで今回はここまでです。

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大海賊時代最後にして最大の海賊バーソロミュー・ロバーツ。
彼は今やカリブ海と大西洋を股にかけた最強最悪の船団を持ち
その行為は留まる所を知らず拡大する一方であった。

彼が賢者だからそれが可能だったのか?
そうではない、ロバーツという男そのものが傑物だったのだ。
もちろんそんな男が観測所の力を使えばもっと大きな事ができるだろう。

大海賊ロバーツを倒せるのは、同じく大海賊であるエドワードだけだ。

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エドワードはロバーツのいる南米へと彼を追う。
まさかの使い回しマップを一気に突き抜けるとロバーツは即時に逃げ出す。
いかな大海賊とて陸上ではアサシンにかなう者はいない。

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ロイヤルフォーチュン号を追い詰めるジャックドー号。
ここで流れるBGMは、エドワードが奴隷船を脱出した時のあの曲。
未知の海、果てしない自由への旅、そして海賊船長になったあの日。
このジャックドー号がエドワードとともに船出したあの時の曲だ!

ジャックドー号は今やこの海で最大最強最高の船へと成長を遂げた。
エドワードの相棒としてこの航海の終わりを見届ける者。
エドワードが海賊としてこの海でジャックドーと共に沈める最後の船、
それがロイヤルフォーチュンだ。

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嵐とともにやってきたイギリス艦隊が乱入し大混戦になる中、
全ての船を無力化するジャックドー号!
史実ではロバーツはイギリス艦隊と交戦中に砲弾を喰らい
船員が気づいた時には死んでいたという。
またここでもフルシンクロ条件として、ロープダートでトドメを刺すという
アサシンとしての道を示される。
しかし二人の決着に砲弾も教団も関係ない!

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海賊時代の終わりを告げる一撃はやはり海賊らしく船上の決闘でつけるべき!
敵船員をばったばったとなぎ倒し、ロバーツと最後の大勝負を繰り広げる。

なんだかね、やっぱり自分の中ではこのアサシンクリード4は
アサシンではなく海賊として生きるのが最高だったのだ。
なので最後の決着は海賊としてロバーツとつけたかったんですよね。
実際は別にこの後も、クリア後も普通に海賊やっていけるんだけど、
惜しいことにもう既に全ての要素は終わってしまったのだ・・・

夏は終わった。なので海賊も終わる。
そしてアサシンクリード4も終わりを迎えるのである。

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人生は太く短く。それがロバーツのモットー。
言ったとおりの結末になんら表情を崩さないロバーツ。
そしてエドワードに問う。どうだ、探し物は見つかったか?と。

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エドワードは高望みだったと答える。
平和は戦争の合間の混乱にすぎないと。

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その答えはロバーツにとっては意外だったようだ。
そして今のエドワードならば彼女の役に立ったかもしれないと言う。

彼女とはつまり、かつて来たりし者。
アサシンクリードシリーズを追いかけてる人でも大半が
よくわからなくなっている先史文明の存在で、観測所は彼等の遺産である。
ついでに人間やその他を創造したみたいな話。
アサシンも、テンプル騎士団も、そして賢者も基本的には全部
かつて来たりし者達につながる存在でもある。

だがそれはエドワードにとっては知らぬ事である。

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しかし彼が賢者であることは、その体や血の全ては観測所につながる秘密。
テンプル騎士団の手に渡すことは許されない。
ロバーツは最後にエドワードにこの体を始末しろと言い残して死ぬ。

史実でもロバーツの遺体は重しをつけて海に沈められたそうだ。
絞首台に立つことなく、大海賊ロバーツは文字通り海の藻屑となって消えた。

エドワード達が生きた大海賊時代は彼の死をもって終わりを告げる。


一介の若者、ただの海賊、そんな一人としてみなしていたロバーツ達が
最後にエドワードの変化を知り、彼を認めていくのがいいですね。

残る敵はあと2人。
たぶんあと3回くらいで日記も終わりです。ああ無情(;´∀`)


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DLC最後の島を攻略後、船の床が抜けるバグに見舞われ、
ジャックドー号船員が全滅する最悪の事態にwww
やり直したら回避できたものの、オートセーブで一個だけのアサクリは
以外とこの手のバグで詰む可能性が結構高かったりする。
アサクリ3もフリーズしまくってやめたしね・・・

システム的にはやっぱりアサクリはアラが目立つ出来が増えた時期。
新作は1年以上は待たされるのでちゃんとしたゲームにしてほしいなあ。

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このDLCで得られるモーガン船長の衣装。わりとかっこいい。
モーガンはエドワードが生まれる前にカリブ海を荒らし回った海賊で、
各地で大きな戦果を上げて恐れられただけでなく、
その後イギリス側のジャマイカ総督に就任した人物。
当時は私掠船船長はそうした役職につく可能性もあったそうな。
海賊ビジネスとしては大きなチャンスのある時代だったのだろう。

エドワードも今や大海賊の一人、もしかすると最後の一人として
このカリブ海を管理する役目がある。
カリブの海はオレの海。
たるんだ役人どもに喝を入れるのも海賊の仕事だ。

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屋根に雨漏りがあると聞けばそれを修理しにいくのも海賊の仕事だ。

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仕事のない若者に金を与えてエネルギーを発散させるのも海賊の仕事。

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海で生きる者に水泳を教えてやるのももちろん海賊の大事な仕事だ。

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女性に襲いかかる暴漢を懲らしめるなんざ当たり前の光景よ。

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些細な事で仲違いした二人の間を取り持つのも海賊の仕事。

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残業続きの役人を休ませてやるのも海賊の仕事だ。

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しかし海賊というのは人の恨みを買うものである。
仕事のために人に恐れられ、嫌われるのも仕方がない。
時には人を殺めることもある。

エドワードは何人殺してきただろうか。10人や20人ではない。
100人?200人?データでは3344人!!
748人を暗殺し、371の船を沈め、216人を降伏させ、
808476Rを稼ぎ出し、963人の海賊を雇い、
北はフロリダから南はアフリカ沿岸部まで533海里を進み、
カリブ海のあらゆる島を巡り、宝を略奪しつくし、海の財宝を網羅し、
交易艦隊は大西洋を席巻しつくしている。

必要に迫られて、または義のために、行った事も多々あるが、
それらは全て海賊エドワード・ケンウェイが成し遂げてきた功績であり
おかした罪の数でもある。


しかしそんな海賊一人の所業をあっさりと超えるほどの数を、
自らの手を汚すこともなく、サインひとつで簡単に、
その何十倍何百倍もの罪をおかしてきた者が存在する。
彼等は今なおその力を強め、カリブ海だけでなく世界すべて
歴史すべてを手にいれ、すべてを支配しようとしている。

彼等が支配する世界には、彼等が行う罪はない。
すべてが合法化され、どんな悪行であろうとも正当化されるのである。

そして彼等の力を無限に増幅させる鍵を、エドワードは持っているのだ。
誰にも渡してはいけない、人の手に余る力の鍵を。

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賢者の観測所、その秘密は再び歴史の影に封印されなければいけない。
その鍵がテンプル騎士団の手に渡れば世界は一変してしまう。
エドワードが犯してきた何百倍もの罪を指先ひとつで行うことができるのだ。
彼等を阻止する。それがエドワードの答えだ。

キングストンにいるウッズ・ロジャースの情報を得たエドワードは
副官となったアン・ボニーとともにジャマイカへ向かう。
現地のアサシン教団指揮官、アントーと会合する。

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テンプル騎士団狩りはあくまでもサイドクエストのひとつだけど、
エドワードが「きっかけ」となった一人であり、プレイ順で最初だったので
なんだか非常に親近感の湧くアントーさん。

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そんなアントーさんにエドワードは一通の手紙を託す。
キャロラインへの手紙を・・・。

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外交官の衣装をゲットし、パーティーへと乗り込むエドワード。
大事の前の小事とばかりにここでも罪を重ねてしまうのだが
それはもはやアサシンのサガでもあるw

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ロジャースは総督として一時は海賊に恩赦を与え、ホーニゴールドらを懐柔し、
海賊への対応やカリブ海の管理には善処していたようだ。
しかしそんな誠意はおそらく政治の世界では無用だったのだろう。
すっかり敬意を失ったロジャースを追い詰めるエドワード。
彼にその変化は理解できまいと言う。

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世界を支配している現在の権力を前にすれば、テンプル騎士団やロジャースもまた
その中の一人であり全てを理想どおりにできるわけではない。
だからこそもっと大きな力が必要なのだ。
自らの理想や大義を全て正当化できうる観測所の力が。

しかしそれは人の手に余る。と否定するエドワードに対し、
ならばなぜ自分以上のクソ野郎である海賊ロバーツに渡した?と問う。

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ロバーツはオレが止める。
そう言い放ったエドワードの中の変化を、ロジャースも初めて気がつく。
テンプル騎士団でもない、アサシン教団でもない、第三者の賢者ロバーツを
放置しておくことは両者にとって良くないことだ。

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ロジャースはエドワードに、ロバーツの行き先を伝える。

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もう何度目になるだろうか。
確かな事は、次で最後だということだ。
エドワードはロバーツを追って航海に出る。



終盤ですが、ウッズ・ロジャースはここで死んだわけじゃないそうなw
史実で登場する人物なので、決着はつけたものの、
一応は生きていたという感じなのかな。
彼は10年ほど先の1732年にナッソーでなくなったそうな。
これが歴史大河ドラマの難しいところではありますね。
先にあげたモーガン船長も題材としては非常に面白そうなのだけど、
今作は一本のストーリー、エドワードの人生を通した物語として完成しているので
そのへんを差し込む余地はなかったかなという印象。

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オレのいない間にカリブ海を荒らし回っている伝説の船とやらがいるようだな!
我がジャックドー号は最大にして最強。フル改造済み。
海の藻屑にしてくれるわ!!!

シンクロ解除されました

(;´∀`)

強いwww

そろそろこのカリブ海も終わらせなければと意気揚々と残り要素を沈めに
行ってみたら久々の海戦で腕がなまっていたせいか全然勝てないww

というか全然ダメージが入らないのでおかしいと思って
検索してみたら「側面には側砲でダメージが入らない」らしいw
「分厚い装甲」とか言ってたけどマジだったのか。

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仕掛けさえわかってしまえば(他力)こっちのもんよ!
というわけでケツに砲弾の嵐を叩き込み撃破!
向こうの射撃も洒落にならん攻撃力なので危なかったw

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続いて他の伝説の船も撃破!
さすがに二隻同時はきつかったw

今回3隻撃破するのに合計10回くらいは撃沈されました。
ちょっと最近白いチョコボに乗っていたのでな。
カンを取り戻すのに少々時間がかかってしまったw
1隻は以前撃破していたのでこれで全部の伝説の船を撃破!
無事実績解除できました。
これでエドワードはまたひとつ海に伝説を打ち立てたぜ。



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マヤの石をコンプしてゲットできる鎧。
かつて来たりし者の先史文明の遺産ということで近未来的。
まあまあかっこいいかな。しかしモコモコすぎやしませんかw

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犬をなでてゲーム内実績を解除。

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DLCのボネットの島へ。
正直おそろしいほどの手抜きDLC。
UBIもいろいろやったけど迷走して、結局1からテコ入れしなおしという。
来年か再来年に出るアサシンクリードはどうなっているのだろうか。

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ボネット要素はこの衣装だけですw
生前にボネットが海賊やった数ヶ月の中で築いた財産を
とある島に隠したという感じでしょうかね。

ボネット、私もお前との友情は宝物だったぞ。

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金ももはや有り余りまくっているので店で雑貨を大人買い。
これ結局なんだったのだろうか?
どっかに飾ってあったりするのかな?

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エドワードの航海はまだまだ続く。
まだだ、まだ終わらんよ!

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アサシンクリード4再開。
やっぱりジャックドー号の船旅はいいですなあ。
なにより船が自動で前へ進んでくれるのがいいw
手放しでぼけーっと波の音を聞きながら目標へただ進んでいくのがいい。

ゲームシステム的に、TPS視点のゲームって常にスティックを動かしてて
ほとんどの場合はひたすら前に入力してるんだけども、
たまーにゲームのやりすぎなのかそれが疲れてくることあるんですよねw
そういう時に自動移動の乗り物あると凄くいい。
紀行番組とか見てる気分でただ眺めるだけでいい。
電車に乗って窓から景色を眺めるのと同じ感覚です。

アサシンクリード4の場合、海マップは当然全部海なわけで、
何もない海をただひたすら進むだけってつまらなくないか?という疑問は
3の時には感じたんだけど、4はそのへんのバランスがいいというか
程よい密度と何もなさ、そこに漂流物やクジラ、船団などが航行してて、
そのまま戦闘に入ることもできる。
エドワード操作になれば自分で能動的にあれこれできる。
4はそのメリハリが実にいいと感じますな。

それに今回は自分が夏気分海気分を満喫するべく始めたのもあって
ぼけーっと航海するのがある意味メインのようなものだったしw


ファストトラベルもワープではなく移動シーンを省略しているわけなので
ただロード画面出すくらいなら馬車とかで移動してんだなーみたいな
そんなシーンを差し込んで、道中にTipsを読んで再確認するみたいな、
そういう演出が入ればずっと楽しくなると思うんですよねー。
間違っても猿なんか出すよりはいいはずw
まあゲームによってはそういうのないので意味ないかもしれないが。
ウィッチャーもそうだけどメニュー画面開くのに遅いのはちと勘弁してもらいたい。

ロードが入るのって長さもあるんだけど、現実に戻されるというか、
「今ウラで準備してますんで!」ってのが一番ダメな気がしてきた昨今。
実際店員さんがバックヤードに確認いってるみたいなもんなので
そりゃ待つしかないのはわかってるんだけども、
例えばライトニングリターンズも都市間移動時には電車があるんだから
車内でボケーっと座ってるライトニングさんをうつしておくとかw

リアル系洋ゲーの没入感の作り方ってUIを極力排除する方向性だったり
そのへんの「ゲームなんで」ってのを見せない感じさせないようにしつつ
しっかりゲームを遊ぶことだけに集中しやすくするみたいなのある気がしますね。

システム重視のガッツリゲーには雰囲気や演出より求めることはあるが。



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ジャックドー号は改装が全て完了し、向かう所敵なし。
最高レベルの海賊ハンター船を返り討ちにし、積載量90の最大艦船をゲット。
もう使い所もないんだけどやっておきたかったw

敵船発見!海賊ハンターの船だ!
臼砲ヨーイ!11時の方向!ウテェー!ズバババーン!
主砲準備ヨシ!射程圏内までひきつけろ!発射と同時に旋回砲用意!
ケツに回り込んで衝角をくらわしてやれ!至近距離の重砲でトドメだ!
敵船の戦闘能力を奪ったぞ!乗り込み準備!
敵船甲板上の火薬ダルをねらえ!マスト上の狙撃兵も忘れるな!
野郎どもジャックドーの恐ろしさを見せてやれ!

あー楽しい海賊ごっこ。私にとってのゲームの第一目的はごっこ遊びや。
神ゲーです。
まだまだ夏は終わらんよ!!!(冬布団を出しつつ)

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1720年。ついに監獄へと送られてしまったエドワード。
そこには同じく海賊として捕まっていたキッド、もといメアリーと、
アン・ボニーの姿もあった。
二人はジャック・ラカムと共に海賊をしていたが捕らえられ、
裁判にかけられ処刑されることになっていたが、
二人とも妊娠していたので刑の執行が延期されることとなる。

現代でもキリスト教の下では胎児を殺す事は道徳的に犯罪であり、
中絶への根強い反発が後を絶たない。
妊娠中絶を許すくらいなら人殺しになるほうがマシと言う医師もいるそうな。

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エドワードは2人の犯罪の証人でもありその法廷を見届けていた。
彼の所へテンプル騎士団がやってくる。
「観測所の場所を教えるならば今すぐここから出してやる」
懐かしいトーレス総督の説得も、
故郷に残してきたキャロラインを脅しに使われても、
エドワードは何も応える事はなかった・・・。

もちろんエドワードも絞首台に登る日を待つだけの日々。
証人としての価値以外にもはや世界が彼を生かしておく理由はない。

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更に数カ月後。
アサシン教団の師、アー・タバイがキッドの救出のためにやってくる。
ついでに檻につながれていたエドワードも助け、アンとともに脱獄を開始する。

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しかし牢獄のような不衛生で劣悪な環境で出産したメアリーの体調は、
もはや限界を超えていた・・・。
「あなたをずっと見守っている」
そう言い残してメアリーは静かに息を引き取った・・・。

監獄には正気を失ったまま捕らえられていたヴェインや、
吊るされて骨と化したジャック・ラカムも朽ち果てていった。

アンはアー・タバイに引き取られる。
彼はエドワードに尋ねる。これからどうする?

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・・・何も、予定はない。もう、何も・・・

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ナッソーの海賊達は皆、海の藻屑となって消えた。
黒髭サッチ、スティード・ボネット、ベンジャミン・ホーニゴールド、
チャールズ・ヴェイン、ジャック・ラカム、そしてキッド=メアリー・・・
ジャック・ドー号と船員達もどこかへ行ってしまった。

彼が過ごしたカリブの海賊の黄金時代は終わった。
自由と野望を抱いて船出したエドワードの青春時代は全て、
まるで夢まぼろしだったかのように波のむこうへと過ぎ去っていった。

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幻の中のキャロラインが叫ぶ。
「自分と一緒では幸せになれなかったのか?」

メアリーは叫ぶ。
「進路を変えるんだエドワード!」

トーレスとロジャースは叫ぶ。
「鷹だと自称するカラスが到底不可能な事に挑んでいた。」

エドワードは叫ぶ。
「オレは・・・やれる!!」

彼が目指したものはなんだったのだろうか?
金なら手に入れた。略奪と暴力で。
名声も手に入れた。海賊としてカリブ海を荒らしまくった。
観測所の秘密も手に入れた。ロバーツの力で。

その全てを手にしても、エドワードは満足することはなかった。
それらは彼を何かにしてくれることはなかった。
カリブ海の日々はエドワードに何をもたらしたのだろうか?
そもそも彼は一体何を欲しがっていたのか。

そんなものはもうわからない。

敢えて言うなら、可能性の追求だったのではないだろうか。
自分には何かができる。人よりもっと大きなものになれる。
どこまでいけるのか確かめてみたい。
それは人間の本質や、生命としての欲求に近いかもしれない。
鯉は滝を登り龍となる。
そんな漠然とした若さゆえの進化への本能。

エドワードには確かに才能があった。
アサシンとしての血が彼を単なる海賊以上の存在にしたかもしれない。
しかし彼はそれをいかす手段を持っていなかった。
観測所もまた、その力を得て享受するには力が必要だった。
アサシン教団やテンプル騎士団のような世界を変えようとするほどの
大きな力があってこそ意味がある。
一介の海賊でしかないエドワードにはそれで絶対の富や力を得ることはない。
例えそれを得ることができたとしても、
エドワードにはその先の事のビジョンを何も持っていなかった。
金と名声と力を得て何をしたいのか。何がしたかったのか。

エドワードの航海の果てには行き着く先には何もありはしなかった。
彼の人生という名の船旅は座礁し、行き場を失ってしまったのだ。



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酒びたりの生活を送っていたエドワードはアドヴェールに導かれ、
アサシン教団を訪れる。
彼がエドワードを見捨てて船で去ったのはロバーツの攻撃から
船と船員達を守るため。

そこで保護されていたアンと、消え去ってしまった時間を懐かしむ。

大事なものは全てもうなくなってしまった。
大事だと思っていたものも手からこぼれ落ちていってしまった。
もう何も残っていない。それは自分が選んできた道の結果だった。

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エドワードはキッド=メアリーの仕事を受け継ぐことにする。
今はそれくらいしかできない。
これまでの行いを償うといってもその手段はやっぱり、
アサシンとして人を殺すくらいしかできない。
しかしそれで少しでも何かが良くなるのならば・・・
誰かのために、何かができるのか。

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アー・タバイは彼をアサシンとして認め、受け入れる。
エドワードをアサシン教団の一員として認めたわけではない。
彼が変わり、成長しようとしているその意思を認めたのだろう。

そしてエドワードにロープダートを与える。
ここにきて最後の最後でアイテム追加。

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ロープダート。大西洋のアサシンに受け継がれる伝統の武器。
まごうことなく必殺の三味線です!w

木の上から引っ掛けて降りるという単純ながら意外に使いづらいので
乱戦中に敵に投げつけて引き寄せるフック的な使い方のがいいですね。
しかしこれコナーもアキレスから受け継いで使っていたけど、
設定的にはエツィオの弟子となった中国のアサシン、シャオ・ユン考案らしい。
クロニクルシリーズは横スクロールアクションなので未プレイだけど
ユンが主役のチャイナもあるのでそこで使ってたりするんだろか。

エドワードの成長を描くうえでの、ゲーム的な新技なのだけど、
正直言えば既に使う場面がほとんど残っておらず
もっと早くアンロックしてほしかったかなw
これがRPGとかならエドワードだけの新スキルとかで簡単なのだろうけど
アサシンクリードで新技考えるのって実際すごく難しそうだしね。



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アドヴェールは船を降りた。
彼にとっては海賊としての生活を続けるよりも、
このアサシン教団の方がもっと自分を高めることができると感じた。
同じ逃亡者としてスタートした二人の海賊生活は、
アサシン教団の下に帰結はしたが、やはり別々の道となって
歩んでいくことになる。
アドヴェールはDLC自由への叫びへと進み、ローグにて完結します。

エドワードは、再びジャックドー号の船長となる。

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代わりに副官としてジャック・ドー号に乗るのはアン。
エドワードはこれまでの行いにケリをつけるべく・・・
観測所の秘密を知るロバーツ、それを狙うテンプル騎士団らを追う。
それで何が償えるのかはわからない。
しかしケジメは必要だ。エドワードには当面の目標も必要だ。

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こうしてエドワードは再び海へと漕ぎだしていく。

あの日、嵐の中で奪った船でアドヴェール達とともに漕ぎだした、
自由と未来と無限の可能性に満ちた船出ではない。
もはや海の向こうにエドワードを待っているものはない。
それでも彼は進んでいく。

人生という名の船をただ前へと進めるために・・・。



昔のことを振り返ると、それは美しい思い出かもしれないけれど、
なにもかもが夢まぼろしだったのではないだろうかと思えることもある。

最近いろいろとそういう事を思ったり考えることが多いんですが、
エドワードのようにかっこつけるわけでもないし、
そもそも人が死んだとかもう二度とあえないとかそんな事では
まったくないんですけども、人も町もどんどん変わっていって、
なんにも残ってないなあ・・・と思うと、
こんな気分に浸りたくなるんですよね。

アサシンクリード4をプレイした第一の理由は夏に海ゲーと
満喫したくなったからなんだけど、もうひとつの理由は、
自分の今の環境がそんな感じだったので思う所が多かったからです。
だから動画で見ただけではなく、自分でプレイしたくなった。
アニムスじゃないけどエドワードの物語を体験してみたくなって。

当然ゲームとして面白くなければプレイし続けることはできませんがw

エドワードはこの航海の先に何かを見出すことになります。
自分もプレイし終えた時にどんな感想を抱くのか、
それがちょっと楽しみでもあったり。

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テンプル騎士団狩り、今回はハバナの町でローナを手助けします。
動画で見てた時誰だこの人とか思っていたんだけどw
ちょっと飛び飛びでプレイしたのもあって内容はよくわからずw
オープンワールドクエストあるある。

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これでテンプル騎士団の鍵が全て揃ったので衣装をアンロック。
なかなか重厚でかっこいい鎧ですが、何度見ても暑そうだw

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海洋コントラクトも最後の仕事を完了。
黄金のフリントロック銃がアンロック。
海洋コントラクトはいわゆる「私掠船」みたいな仕事なんですよね。
しかしそういう背景がよく語られないから、ただのクエスト扱い。
暗殺ミッションもそうだけど、エドワードもいろいろ仕事してるんだけど
それを評価してくれる人がゲーム内にいないw

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最後まで残していた探索場所も完了。
これでカリブ海の地図は全て埋まりました。
達成感もあるのだが、この寂しさたるや・・・。

オープンワールドの世界を作るには100億円くらいかかるそうでw
私は100億円も払えないけど、それだけの価値はあると思う。
世界を作るのに100億は安い。
再利用したり拡張してくれてもいんだぜ(;´∀`)

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残っていた沈没船探索も完了。海底に沈む遺跡とかロマンの塊ですな。
サメとウツボだけは許さんけどなw

これにてジャック・ドー号の強化も全て完了。
最後はやったー!の演出ないのね・・・

あとのアンロック要素はUplayや外部サイト連動などのなので、
めんどくさいのでやりませんw



なかなか終わらせる気になれなくてぶらぶらしてたんですが、
ライトニングリターンズが普通に楽しめそうだったので
とりあえずアサシンクリード4もクリアを目指して動くことにしましたw
スプリンターセルもやらねばんらんしね・・・
とはいえまだ日記は5回以上はあると思いますw

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というわけでメインストーリーの続きです。
ロバーツに観測所の秘密を教えてもらえることになったエドワード。
しかし彼を追ってくる人物がいた。
ベンジャミン・ホーニゴールド。

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彼の船を撃破し、逃げ込んだ島へと追い詰める。
上からターゲットが喚き散らすのを眺めている時が、ステルスゲームの真骨頂。

アサシンクリードは自由な暗殺を楽しむゲームなのだが、
フルシンクロ要素がそれを全て台無しにしているのは変わらず。
最初っから「ここからクリアできます」と指定されていて、
なおかつそれがコンプリート要素に関わるという・・・
好きな人だけやればいい、というのではないんですよね。
本当に余計なお世話。

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ホーニゴールドはエドワードに叫び続ける。
ナッソーを出た後お前のやったことは暴力と人殺しだけだ!

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裏切り者になるよりマシだ!とエドワード。

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しかしホーニゴールドは否定する。
海賊の生き方を続けていくだけでは、いつか孤独になる。
行き着く先は絞首台・・・

ホーニゴールドは彼なりに理想があったんでしょうね。
ナッソーの海賊共和国を作り、そこで何かを成し遂げることができると思っていた。
しかし海賊たちは海を荒らしまわるだけ。
いつかもっと大きな力・・・帝国によって駆逐されてしまう。
もっと確かなものが欲しかった。
未来や理想を実現させる何かを手に入れたかった。

それはエドワードが求める観測所でもあり、
ホーニゴールドにとってはそれがテンプル騎士団になった。

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しかしホーニゴールドもまた、テンプル騎士団に加わる事で、
大きな罪をいくつも重ねていくことになっている。
それが権力に守られた体制側か、無法者かの違いでしかない。

理想のために人を傷つけ奪い、そして殺す。
それはテンプル騎士団もアサシン教団も、そして海賊も変わらない。

そんな人殺しを世界から一人減らすことができた。
エドワードの答えはそれで十分だった。



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エドワードはロバーツの導きにより、ついに観測所へとたどり着く。
8万年の古代から眠り続けてきたかつて来たりし者の遺跡。

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観測所にある古代の装置は、対象者の血を収めた小瓶をセットすることで、
その者が今見ているものを映し出す。
血を収めた者の目を監視カメラに変えることができるのだ。

テンプル騎士団はあらかじめその発見に備えて、
多数の者の血を小瓶におさめている。
それを使えばどんな情報でも手に入る。
つまり世界をその手に握ることができる。

賢者はその血によって観測所の扉を開き封印を解除する力を持つ。

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しかし世界の支配になど、ロバーツには興味が無い。
彼は賢者として、過去の昔からその記憶を共有している。
観測所で何をするかなど全くどうでもいいことだ。
アサシン教団もテンプル騎士団も、ロバーツの前では。

今の彼は賢者ではなく、大海賊バーソロミュー・ロバーツなのである。
人生は太く短く、それがロバーツのモットー。

このロバーツのキャラクターもアサシンクリード4の魅力ですね。
普通ならそんな力を手にしていればもっと大きな野望をいだきそうなもの。
しかし言ってみればロバーツは、もう何度も人生をクリアしている周回者。
今更クリアを目指してどうこうなどという話ではないw
コンプリートもレベル上げもどうでもいい。チートかどうかも関係ない。
やりたいようにやって楽しんで、それで終わればいいのさ。
とは言っても単なる快楽主義者でもなく楽観主義者でもない。
思想や信条とは無縁だが規律やルールで部下をまとめあげる手腕を持つ。
狡猾で残忍で大胆不敵だがサイコパスではない。
ついでに言えば彼の人生もまた次の賢者へ勝手に受け継がれるわけで、
死後の心配をする必要はない。

そんな根っからの大悪党の前ではエドワードもまた善人。
ふいをつかれて攻撃をくらい、同盟を解消したロバーツによって、
懸賞金目当てにエドワードは監獄へと送られてしまうw

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そして現代パート。

このアブスターゴ社のサーバールームのサイバー感好きですが
実際一番でかくて容量あるサーバールームってどうなってるんでしょうかねw
人間が作業するのでそもそも高く積み上げる必要性があるかは知らないが。

現代編もうどうなってるのか何も把握してませんが、
しかし次回作で現代パート長いとかはやめてほしいかな・・・w
話をどうにかせいというのはまあわるっちゃあるんだけど、
そういうのはウォッチドッグスでいいんじゃないかとw


すっかり週一更新になってしまったアサシンクリード4。
どうしてもクリアすると何かが終わってしまいそうな気がして
なかなか進みませんw

クリアする気がないとか、ラスボス前でやめてしまう症候群とか
そういうんじゃないんですよね。

シナリオは全部知っているので、そのエンディングへ向けて、
なんかこう自分の感想というか気分というかそのへんのタイミングを
うまく合わせていきたいという。
いろいろ書きたい事があるんですよねこのアサクリ4は・・・
プレイしててホントにいろいろ考えることが多い。
過去作なので私的ゲーム・オブ・ザ・イヤーにはなりませんけど
多分今年プレイしたゲームの中では確実に1番です。

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というわけで今回もまたサイドクエストを埋めていく。
今回はテンプル騎士団の鍵クエスト。
アサシンの指導者の一人であるタノイ族のオピアを手伝います。
これまた白人であるエドワードのメリットを主張。
この時代は特にこういうマイノリティ部族の人々は
アサシン側につくのは必然だったのかなあという感じ。

タノイ族というのはドミニカ共和国とハイチの間にある
イスパニオラという島に住んでいた先住民族だそうです。
コロンブスが初めて発見したこの地では豊かな気候と自然環境により
「労働」の必要性がなく、地上の楽園かと思ったそうなw

しかしコロンブスが再びこの地を訪れた時、
彼はタノイ族を奴隷化して農場を作り強制労働させた。
のだがそもそも労働という概念もなかったタノイ族は
その環境に適応できず、結局100年ほどで絶滅してしまったという。

そんでかわりにアフリカから黒人をしょっぴいてきて奴隷にして強制労働させた。
そのためカリブ諸国には黒人と白人とその混血はいるが
先住民族はことごとく絶滅したという。

ホント西欧諸国の世界史はクソ国家しかないw

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金、金、金の世の中で 泣くのは弱い者ばかり。
涙を拭いておいでなせぇ、恨みを晴らすアサシン。
陰膳据えて待っておりやす。

彼等先住民族の恨みはらさでおくべきか、とばかりに
大義名分を得ずともそもそもエドワードは悪党海賊なので、
英国兵士を手にかけるのになんら不都合はないw

ついでの暗殺任務でバーサクダートを打ち込み同士討ちの阿鼻叫喚。
自ら手をくだすことなく始末する。これぞアサシンというものw

しかしステルスゲームの一番の醍醐味は1撃で敵を葬れることであり、
同時にゲームの盛り上がりにもっともかけるのがその部分かもしれない。
その気になればナイフ投げてクリアできてしまう。
ゲームプレイの95%は隠れるか情報収集なんですよね。

となるとやはりあとは暗殺方法とかシチュエーションとか舞台仕掛けとか
演出みたいな部分にこだわるしかないのではないだろーか。
新作アサシンクリードがどんなものになるのか全くわからないけど、
多彩な暗殺方法ができるとよいのだが。


ちなみにアサシンクリード4はそのアサシン部分のマンネリ化はあるものの、
かわりに海賊プレイという要素を追加してこれは面白いのだけど、
それはアサシンではないというのも確かであり・・・
ただ個人的にはそういうアサシン以外の要素を増やしてもいいのかなと。
出来さえよければね。

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とりあえずターゲットを始末。
いわく「お前らバカどもを幸せにしてやったというのに!」だそうな。
THE・傲慢。ブラック式。
奴隷化して強制労働させるのが幸福なのか。
経済成長すれば誰もが幸福になるのか。
実際世界がこの先どうなっていうのかはよくわかりませんしね。

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オピアの視線は冷たいまま。
タノイ族は史実ではもっと速く絶滅したそうなのだけど、
アサシンクリード4の時代には生き残っているという感じみたいです。

こういう歴史の闇や社会問題を扱うことが多いのだけど、
あくまで味付け程度でしかなく、要素のひとつにとどめているのは
そのへんに興味がなくてもゲームを楽しく遊べるように、
またプレイする国の人によっては重たい気分にさせられる
そういうのを想定しての事なんだろうとは思いますが。
アサシンクリードは毎回冒頭に
「いろんな国、人種、宗教の人が集まって製作しています」という
テロップが出るとおり、何かひとつの価値観のもとで
別の何かを否定しない、という方向性があるんですよね。

しかしそれが物語としては軸がブレてしまう要因になっているという面もある。

最近は特に「弱者の味方」であるアサシン教団は描かれなくなっているし、
テンプル騎士団の正当性も主張しているし。
必殺仕事人のように闇と闇、悪と悪が戦うなら入りやすいんだけど
正義と正義の戦いは現実的すぎて不毛感があるw

アサシンはそのものずばり、血によって世界を変えようという集団なので、
いっそのこと闇の存在に染まりきったダークヒーロー的アサシンも
やってみたい気がしますね。


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